天は我に味方せり?

ラグビーとかクイズとか三国志とか適当に

愚直に。

〔ラグビー 大学選手権 2回戦@秩父宮

帝京 18−12 同志社
筑波 11−9 明治
関東学院 28−26 早稲田
天理 32−15 慶応義塾

自分は秩父宮へ。当然?関東学院vs早稲田が主である。

 カントーvs早稲田、一言でいえば「今までやってきたことを愚直にやりきった関東、奇策に走りすぎた早稲田」といったところか。それはトライの内容にも表れている。
 カントーの4本のトライはいずれもBKのパスあるいはラインアウトモールからのものであるのに対し、早稲田は3本中2本がキックパスによるもの。つまり崩したり抜いて取ったトライが1本しかないことになる。
 プレー選択でも早稲田はカントーが自陣での反則を最初にしたときに迷わずPGを狙いに行った。カントーは同じ状況でも外に蹴ってラインアウトを選択した。早稲田はカントーが相手ということで意識したわけでもないだろうが、警戒しすぎたのだろうか?

 カントーは前半26分、ラインアウトからラックを形成。早稲田ゴール前のラックを連取し最後はPR田中主将がゴール中央にトライ。コンバージョンも決まって7−6と逆転。32分にはBKがパスをつないでWTB渡邊選手がゴール右隅にトライ。さらに37分にはラックから出たボールをSO楢崎選手→CTB関口選手→FB高選手と回し最後は高選手がトライ。コンバージョンも決まって21−6でハーフタイム。
 一方後半は4分に早稲田のグラバーキックがポールに当たって早稲田の選手の手の中へという展開もあってトライを許す。しかしここから早稲田の反撃が始まり後半15分までに21−21の同点に。ここから試合は拮抗した状態が続くが徐々にカントーがボールを持つ時間も増えてくる。
 後半20分、早稲田の選手がデンジャラスタックルでシンビン。28分にカントーは早稲田陣のラインアウトモールからNo8安井選手が抜け出してトライ。コンバージョンも決まって28−21。直後に早稲田もトライを決めて28−26に。
 後半38分30秒で早稲田はラインアウトを得るが痛恨のノットストレート。カントーボールのスクラムに。これまで接点で何度となくボールを取られていたのだがこのときばかりは粘りに粘ってボールを渡さない。そうこうするうちにホーンが鳴り、最後はSH山路選手→FB高選手とわたり高選手が外に蹴りだしてフルタイム。
 
 自分も5秒くらいは何もせずに選手の喜ぶ姿を茫然と眺めていた。秩父宮全体が何かとんでもないものを見たような気に包まれていたような気がしなくもないが、確かに早稲田に勝ったのである。「やりやがった!」なんて思いながら一緒に応援した人たちといろいろしゃべっていた。

 外にでると春口部長夫妻がおられた。奥さんが部長のワイシャツを周りに見せて「ずいぶん古いのを着てきたのよ」なんておっしゃっていた。
 しばらくすると桜井監督も出てきたのであいさつ。監督の声もかすれ気味だったが、「高(選手)のキックが当たってたね」とのこと。

 この1勝はただの1勝ではない。これから3年、5年先につながる非常に価値ある1勝である。今の選手の中で国立でプレーした選手はいない。あの空間でのプレーというのは非常にいい経験になるにちがいない。