天は我に味方せり?

ラグビーとかクイズとか三国志とか適当に

三洋、東芝の執念に屈する

〔トップリーグプレーオフ マイクロソフトカップ ファイナル〕

東芝ブレイブルーパス 17−6 三洋電機ワイルドナイツ(前半 12−6)


 当日は準決勝の様子を見て早めに行って席を取っておいたほうがよさそうだ、ということで12時過ぎに秩父宮入り。
 さすがにバックが全て埋まっているということはなかったが早めに入った人たちがちょこちょこ席を取っていたので早めに行ったのは正解だった。13時頃から続々と人が来て試合開始直前にはバック自由は隅を除いてほぼ席が埋まっていた。

〔ここから選手名敬称略〕

 前半風下の三洋はCTB入江のPGで先制。その後は東芝が攻めて三洋が守るという展開になる。東芝が攻め込むも三洋の堅いディフェンスになかなかトライラインを越えることができない。
 しかし前半23分、東芝の選手が上げたハイパントをFB田井中が取りこぼしてしまう。久々に出場のSOブラウンがフォローするがそこへ東芝FB吉田大がボールを奪いそのままトライ。ゴールも決まって7−3。その後東芝はWTB廣瀬もトライをあげる。三洋は前半終了間際にCTB入江がPGを決めて12−6で前半を終了。

 後半はSOブラウンを交代させ、CTB入江をSOに上げ、CTBにキャプテンの榎本を入れた三洋。風上に立ったので優位に進められるかと思われたが、東芝のしつこいディフェンスになかなか陣地を取ることができずに時間だけがすぎてゆく。
 そうこうしているうちに後半も終了間際、ホーンが鳴った後に三洋が自陣ゴールエリア前でボールを奪取し最後の攻撃を仕掛けるがボールがつながらず廣瀬にトライを献上して万事休す。東芝が17−6として試合終了。東芝が2季ぶりにトップリーグの頂点に立った。


 三洋は全体的に攻め手を欠いたという印象か。いつもに比べると簡単にボールを相手に渡してしまうプレー(特にキック)が多かったか。密集で東芝ボールを奪うシーンが再三あっただけにその後のプレーをトライにつなげられなかったのが最後まで響いた。ディフェンスが時折東芝のタテ突破を許すシーンがあったのでそれもペースを握れなかった一因だろう。
 対する東芝はロアマヌの薬物疑惑(※1)などの不祥事もあり、チームが1つにまとまっていた。プレー面では特にオフェンスでタテ突破と横展開をタイミング良く使い三洋にいいディフェンスをさせなかったことが目立った。相変わらず反則数は多かったが大半が敵陣内深くでのものであり、三洋のPGにつながらなかったことも幸いしたか。

〔ここまで選手名敬称略〕

 試合後はスタンドでFL若松、HO山本、WTB北川智、CTB榎本各選手と握手。さすがに負けたので表情は明るくなかったけど。それにしても東芝は不祥事が続いていることもあってか、表彰式が終わると早めに選手が引き上げてしまい、負けた三洋の選手がずっとサインをしていてどっちが勝ったの?という感じの試合後の様子だった。

※1・・・執筆時点ではロアマヌ選手は再検査を依頼しており、まだ正式な結果はでていない。再検査でも陽性反応が出た場合、東芝は日本選手権の出場を辞退することをすでに表明している